北海道・紋別に藤井聡太名人がやって来る 市民感激 26、27日に第5局開催決定
【紋別】将棋の第82期名人戦7番勝負(日本将棋連盟など主催)の第4局で豊島将之九段が藤井聡太名人を下し、26、27日に紋別市内で第5局が開かれることが決まった。第5局は藤井名人が勝って4勝目を挙げれば初防衛となる注目度の高い対局となり、紋別のPRに向けて準備を進めてきた関係者は喜びに沸いている。 【動画】<ドキュメントD>「山を知る」島牧でヒグマハンター育成 「市制施行70周年の目玉事業の一つが実現した。市民に楽しんでもらいたい」。名人戦紋別市実行委員会委員長の宮川良一市長は力を込める。実行委は、関連イベントの企画やパネルの掲示など、3月から誘致に向けて準備を進めてきた。対局まで1週間を切り「猛スピードで準備を進めていきたい」と話す。 昨年行われた第81期名人戦は第5局で決着した。紋別対局も同じ第5局。藤井名人のタイトル防衛が決まる可能性があり、将棋ファンやメディアの関心は高まる。 市内の18飲食業者は、藤井名人と豊島九段に対局中に選んでもらう食事「勝負飯」を考案。「紋別らしさを感じられる」37品をメニューブックに載せる。自身も2品を出品した紋別菓子同業組合の渡辺孝博組合長(61)は「日本中が注目している。紋別の料理をアピールする絶好の機会で、観光客には勝負飯を目的に紋別に来てもらいたい」と強調する。